温泉医学の未来を創造する -健康・癒し・文化-

ごあいさつ

大会長 宮下和久
和歌山県立医科大学 学長

 この度、第89回日本温泉気候物理医学会総会・学術集会を2024年6月1日、2日の2日間に渡り、和歌山県白浜温泉、SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE(ホテルシーモア)にて開催させていただくことになりました。

 本学会は、2025年に創立 90年を迎える歴史があり、温泉の物理化学・生理学・効用、各種疾病と温泉治療、人工浴、鍼灸、温泉保養地、森林浴、健康づくりなど臨床医学から予防医学に至る幅広い分野で温泉医学研究を行い、その成果を国内外に発信してまいりました。特に最近では、生理活性物質、免疫機能、循環動態、消化管機能に関する研究、更には認知機能、高次機能障害、線維筋痛症、入浴関連死等に関する研究が展開されています。会員数は、1800名を数え、医師、コメディカル、自然科学者、温泉関係者等多彩な会員を有する学会です。

 第89回学術集会では、これまでの学術研究、学会活動を踏まえ、これからの学会活動を展望すべく、今大会のテーマを「温泉医学の未来を創造するー健康・癒し・文化―」と致しました。
 

 メインのパネルデスカッションでは、本学会のこれまでのあゆみを振り返り、今何をすべきか、何が求められているか、更には未来に何を創造していくのかを学会員をはじめとして、関連する学会からご登壇いただき、「温泉医学の未来を創造する」議論を展開したいと思います。
メインシンポジウムでは、本学会の専門医である「温泉療法医」に期待される、これからの長寿社会での国民の健康確保、健康増進を温泉医学を通じてどのように実現していくのか、「温泉療法医を活用した健康長寿戦略」と題して考えたいと思います。


 本学会では、2023年度に「最新温泉医学」が刊行されます。本書に込められた編集の狙い、すなわち、これからの温泉医学のエビデンスに基づく研究の「今」と「今後の展望」についてもパネルディスカッションで議論したいと思います。その他、新しい試みとして、「若手研究者による温泉医学の未来を語ろう」と題したヤングセッションを設けます。若い研究者、女性研究者等による活発な議論が期待されます。その他、「クアワーケーションと健康」、「冷え性と東洋医学」、「温泉とリハビリテーション」、「和歌山の温泉と文化」等の教育講演、特別講演等、具体的な準備を進めています。
 現在各方面のご協力を賜り、学会開催に向けて鋭意努力しているところですが、学会場の設営・運営にかなりの経費を必要とし、学会自らの資金、参加費等では賄いきれず、皆様のご支援を仰がなければならない状況です。本学会の趣旨に賛同していただき、運営賛助金並びに広告掲載、展示などのご協力に何卒格段のご高配を賜りたくお願い申し上げます。
 本来ならば直接お願いに参上すべきところではございますが、書面にてご依頼いたします失礼の段、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を祈念申し上げます。

第89回日本温泉気候物理医学会総会学術集会

 会長 宮下和久

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